2026年2月27日
神奈川県藤沢市辻堂の歯医者、トータル歯科・矯正歯科湘南辻堂の理事長 高橋真広です。
今回は、「神経のない歯を白くしたい」についてお話をしていきます。
【目次】
1.神経のない歯が黒くなる理由
2.神経を取った歯はなぜ色が変わるのか
3.神経のない歯はホワイトニングできるか
4.神経のない歯を白くする主な治療法
5.ウォーキングブリーチとは
6.被せ物で白くする方法
7.白くした歯を長持ちさせるポイント
8.神経を取った歯の注意点
9.まとめ
1.神経のない歯が黒くなる理由
「昔治療した前歯が黒くなってきた」
「1本だけ色が違って目立つ」
このようなお悩みで来院される方はとても多くいらっしゃいます。
神経を取った歯は、時間とともに色が変わることがあります。
これは珍しいことではなく、神経を取った歯特有の変化です。
歯の中には「歯髄(しずい)」と呼ばれる神経や血管の組織があり、歯に栄養を届ける役割をしています。
神経を取ると、この栄養供給がなくなり、歯の内部から少しずつ変色していきます。
その結果、
・灰色
・茶色
・黒っぽい色
へと変化していくのです。
2.神経を取った歯はなぜ色が変わるのか
神経を取った歯が変色する主な原因は、以下の通りです。
①歯の内部に残った血液成分
神経を取る際、微量の血液成分が歯の内部に残ることがあります。
それが時間とともに酸化し、歯を暗く変色させます。
②神経の通っていた管(根管)の影響
根管内に残った組織が分解されることで、色素が歯に染み込むことがあります。
③被せ物や詰め物の影響
金属を使用した土台(メタルコア)が入っている場合、
金属の色が透けて歯が黒く見えることがあります。
④加齢による変化
神経がない歯は水分量が減り、透明感が失われやすくなります。
3.神経のない歯はホワイトニングできる?
「ホワイトニングをすれば白くなるのでは?」
そう思われる方も多いですが、注意が必要です。
一般的なホワイトニング(オフィスホワイトニングやホームホワイトニング)は、
神経のある歯に効果を発揮する方法です。
神経のない歯には、ほとんど効果がありません。
なぜなら、ホワイトニング剤は歯の表面から内部に浸透して反応しますが、
神経のない歯は内部構造が変化しているため、十分な効果が得られないためです。
そのため、別の方法を選択する必要があります。
4.神経のない歯を白くする主な治療法
神経のない歯を白くする方法は、大きく分けて3つあります。
①ウォーキングブリーチ
②被せ物(セラミックなど)
③ラミネートベニア
それぞれにメリット・デメリットがあります。
5.ウォーキングブリーチとは
ウォーキングブリーチとは、歯の内側から漂白する方法です。
神経を取った歯の中に専用の薬剤を入れ、数日~1週間ほど置いて徐々に白くしていきます。
メリット
・歯を削る量が少ない
・自分の歯を活かせる
・自然な色合いになりやすい
デメリット
・効果に個人差がある
・後戻りすることがある
・強く白くするのは難しい
「なるべく歯を削りたくない方」には、とても良い方法です。
6.被せ物で白くする方法
歯の変色が強い場合や、歯の形も一緒に整えたい場合は、被せ物が適しています。
主に使われるのは以下の素材です。
セラミック
・自然な白さ
・変色しにくい
・耐久性が高い
ジルコニア
・強度が高い
・奥歯にも適している
被せ物は見た目が非常に美しく、色調を細かく調整できるのが大きなメリットです。
7.白くした歯を長持ちさせるポイント
せっかく白くした歯も、ケアを怠ると色戻りやトラブルの原因になります。
日常で意識したいポイントとしては、
・コーヒー、赤ワイン、カレーなどの着色に注意
・歯磨きを丁寧に行う
・定期的なクリーニング
・歯ぎしりがある場合はマウスピースを使用
特に神経のない歯は、割れやすい傾向もあるため、噛み合わせのチェックも非常に重要です。
8.神経を取った歯の注意点
神経のない歯は、痛みを感じにくくなります。
そのため、トラブルに気づくのが遅れることがあります。
以下のような変化があれば要注意です。
・歯の色が急に変わった
・歯ぐきが腫れてきた
・噛むと違和感がある
・以前より歯がもろくなった
早めの受診が、歯を守る最大のポイントです。
9.まとめ
神経のない歯でも、適切な治療を行えば自然で美しい白さを取り戻すことができます。
大切なのは、
・どの方法が自分に合っているか
・歯の状態を正しく診断すること
です。
トータル歯科・矯正歯科湘南辻堂では、歯の状態・色・噛み合わせ・ご希望を丁寧に確認し、
患者さま一人ひとりに合った治療をご提案しています。
「神経を取った歯の色が気になる」
「自然な白さにしたい」
そんなお悩みがありましたら、ぜひお気軽に当院までご相談ください。